キレアくんブログ

キレアくんが考えていることをつらつら書いて頭の中を整理するやつです。

創価学会員である両親と喧嘩をする夢

7ヶ月と10日ぶりです。

さっき見た夢の話です。

 

7月30日 5:08
夢の中で両親に怒鳴って目が覚めた。
叫びたくても上手く声にならなくて、ようやく口を吐いて出た「ぅおややん!」みたいな間抜けな声で意識が現実に戻った。


昔から何度となく見る、創価学会関連のことで両親と言い争いをする夢だった。内容はこうだ。

 

ーーー
母が「星野さんがあんたに本くれたから読んどき」と、鞄からハードカバーを取り出した。僕は星野なんて人物は知らない。付箋に[星野より]と書かれており、著作の欄に池田大作と書かれている。
僕は「ああ、そう」とだけ返事をして、その本をそのままゴミ箱に投げ捨てる。
父が参戦し「なんてことするんや!」と怒鳴る。そのまま二対一の言い合いが始まる。
「僕が貰った本をどうするかは僕の勝手やろ」
「人が贈ってくれたものに対する扱いちゃうやろ!」
「僕は星野なんて人は知らん。僕は読みたくない」
「これはママも読んだけど、本当にええことが書いてあるんやで」
「僕は読みたくない言うてんねん!僕の話聴いてくれへんやん!!」
ーーー

 

最後の台詞を叫ぼうとしたところで、「ぅおややん!」が出て目覚めてしまった。

 

実家を出るまで厭という程見てきた光景だ。僕は母のこういう手口が本当に嫌いだった。僕が創価学会を避けていて、母が自分で教義を説けないから「他の人が薦めてるよ」と本を差し出す。

 

両親は僕が物心ついた頃には敬虔な創価学会員だった。母はそこそこ美しく(これでも謙遜してるけど子供目にもめっちゃ美人です、でした)働き者で子供想いで、父は強面だけど仕事に真面目でお客さんに誠意を持って接するところが誇らしかった。
小学生あたりで僕が自然と創価の話を避けるようになっていたので、いつ入信したとかそういうことを訊いたことはない。日頃から、宗教の話になると両親は決まって僕にマシンガンセールストークをブチかましてきてウンザリしていた。
中学生の頃にある切っ掛けがあって「僕は創価なんて信じてない!」と母に啖呵を切った。母は口をパクパクさせるだけで僕に何も言い返してこなかった。

 

僕は生まれてからずっと両親に宗教を押し付けられて育った。もちろん、両親はそれが僕にとって最善と考えたんだと思う。
両親は僕に人生の困難があったりなかったりするたびに創価の教えを引用し、終ぞ自身の言葉で僕に語ることはなかった。
こうして、2ちゃんねるで情報収集をする創価アンチ小学5年生が完成した。親子の意見の衝突はそのまま宗教観の話になり、怒鳴りあって解決せずに終わるようになった。

 

大人になった今でも、両親と真面に話をすることに抵抗がある。創価の話をされるのが嫌なわけじゃない。「両親が話の通じない相手だ」と再認識することが怖い。

 

僕はよく「親があまり好きじゃない。興味がない」と周りに話す。この夢を見るまで自分は本当にそうなんだと思っていた。
でも恐らく、違うと思う。そうでも言っていないと、親が僕の「創価の教義を信じていない」という意見を受け入れてくれないことに耐えられなかったんだと思う。創価アンチ小学5年生なりに、「親だって神じゃないし」と自分に言い聞かせて親に期待をしないよう努力をしていた。

 

僕はただ受け入れてほしかっただけだった。僕が両親に投げかける言葉の頭に「僕は」「僕は」を連発するのはそういうことだ。両親が創価学会を心から信じているのは知ってる。
僕の意見に同意なんてしなくていいから、ただただ認めてほしかった。「あんたはそう思ってるんやね」って。

 


もし僕が両親に怒鳴ることがなくなれば、「ぅおややん!」に邪魔をされずに夢の続きを見られるかもしれない。
親が子供の話と気持ちを聴いて受け止めてくれる。そんな、たぶん世の中の10%くらいは当たり前に享受してる夢を。